いかがお過ごしでしょうか。さて、上記に関してのご案内を送ります。
本誌は1988年(昭和63年)7月に創刊、年一回刊行を続け、2007年(平成19年)には第20号を刊行し、暮れに創刊20周年の記念パーティーを
催しました。インターネットからの同人入会も増え、21号からは夏・冬の年二回の刊行となりました。これまで、21・22号(2008年)、23・24号(2009年)、
25・26号(2010年)と、各号の「特集」も、時々に応じて、企画されてきています。
さて、既報のように、25号から本誌は、4号続けて(つまり2年間)、「百年の文学」という企画を打ち出しています。すなわち、20世紀を分割して、その時々のテーマを設定して、論稿を募るというかたちになりました。 とりあえず、この百年を三分割して、1901〜1933年、1934〜1966年、1967〜2000年に分けて、25号は夏目漱石、26号は大逆事件と文学、という特集を組みました(初めの三分の一は、日本近代のファンデーションとして、二回に渡りました)。
27号は、前にすすめて、1934〜1966年、の期間を扱います。この時代は、昭和8年〜41年にあたり、「昭和」の中心部分になります。この時代を特徴づけるものは何か、と同人といろいろ協議した結果、「戦争」は外すことはできまい、ということになり、よって、特集の名前は、「戦争と文学ー昭和文学について」ということになりました。
この期間に書かれた昭和文学、中でも何らかのかたちで、戦争があるものは、時代を特徴づけるものとして、取り上げていこうという趣旨です。戦闘や戦場のシーンはむろん、銃後の国民生活、あるいは戦後の状況を書いたものなどが特集のメインの対象となります。さらに日中戦争や太平洋戦争のみならず、朝鮮戦争やベトナム戦争も対象に入りますので、ぜひご検討ください。
基本は「戦争」ですが、まったく戦争に関係ない(と思われる)作品も、「昭和文学」ですので、特集企画内に入れたいと思います。すなわち、「戦争と文学ー
昭和文学について」というタイトルには含みもあって、戦争以外の作品も、いわば昭和文学の水脈≠ニして捉えていこうという考えです。
「群系掲示板」等でご案内のように、作品やテーマの参考のために、このたび刊行される集英社刊行の「コレクション 戦争と文学」20巻の内容を参考とし
て、同人に提示しました。(「掲示板」の2/4、2/6・7分をご参照ください)。
以下は、掲載料金、配布冊数などを示した、要項です(基本的なところは、この数年変わりません)。各位、よろしくご参画ください。
永野悟
枚 数 基本的には自由(1ページは25字詰め×23行×2段=1,150字)。
1ページ目にはタイトル分25字×8行×2段=400字(1頁物などは、25字×5行×1段=125字)が入ります。それを除いて計算ください。なお,
《読書ノート》《音楽ノート》《映画ノート》(各1〜2頁くらい)や、政治的・社会的テーマのコラムも募集(1〜4ページくらい)。気楽に投稿ください。
特集企画 戦争と文学ー昭和文学について
(1934〜1966年の文学)
掲載費 1. 手書きの場合:1ページ3,500円(コピー原稿を郵送ください。黒猫メールも可)
2. 電子メール添付の場合:1ページ 3,000円(WORDで。もしくは「メモ帳」に書き込み)。
なお、ワープロの場合、当方のパソコンで開けないので、編集作業ができません。群系の体裁とおりにしていただければ幸いです(25字詰め×23行×2段 タイトル部分必要分とってください)。
ご承知のように、原稿は電子メール(添付ファイル)が編集上も一番都合いいです。執筆者には頁数に応じて、3〜15冊程度配布(20号実績)。
締 切 平成23(2011)年4月末(遅れる方はご一報くだされば幸いです)。
発 行 同年6月末(予定) 発行部数 500部。
合評会 8月下旬の日曜を予定。
原稿送り先 Eメール gunnkei@w8.dion.ne.jp (各号の奥付にもあります)
今までのsnaganofy@r7.dion.ne.jpも使えます(同じメールボックスに落ちます)。
郵送等 〒136-0072 江東区大島7-28-1-1336 永野悟方 群系の会宛
※毎回、投稿が見込まれる同人の方には、投稿の予定のアンケートメールを発信しています(一部はがき)。なるべくご返信ください。
(毎度のことですが、書かれた内容に後、変更・取りやめ・追加等があってもかまいません。あくまで全体の傾向を知るためですので、
ご返信いただけると幸いです)。