『群系』 (文芸誌)ホームページ 



        各既刊号へは、その号数をクリックください。目次にジャンプします


号数
発行年月
発行年
     特集テーマ名
 頒 価
 35号  2015年11月  H27後  内向の世代 昭和戦後の文学その2  1,500円
 2015年 4月  H27前  昭和戦後の文学 その1
 1,500円
 2014年 7月  H26前  昭和戦前・戦中の文学(この年の後期号はなし)
 1,500円
 2013年12月
H25後
 T大正の文学  U愛唱歌・流行歌
 1,500円
 2013年7月
H25前
 T明治の文学  U映画-もう一つの生
 1,500円
30
 2012年12月
H24後
 近代女性作家
      -近代の欠を補い、未来を創る文学
 1,500円
 2012年7月
H24前
 われらの時代 -1967〜2000年の文学
 1,500円
 2011年12月
H23後
 震災・戦争と文学
 1,500円
 2011年7月
H23前
 戦争と文学-昭和文学の水脈
 1,500円
2010年12月
H22後
 大逆事件と文学
 1,500円
2010年7月
H22前
 T夏目漱石 -百年の日本文学その1-
 1,500円



 U村上春樹 『1Q84』を読む
2009年12月
H21後
 T生誕百年の作家たち(続)
 1,500円



 U「私」の好きな音楽 鑑賞と論考
2009年7月
H21前
 T生誕百年の作家たち
 1,500円



 U「私」の好きな詩 鑑賞と論考
2008年12月
H20後
 平成二〇年間の文学
 1,500円
2008年7月
H20前
 太宰治と三島由紀夫
 1,500円
2007年12月
H19
 総力特集 昭和のあゆみ
 1,500円



 T作家作品論  U「私」の昭和 
2006年12月
H18
 T 昭和文学  U 「私」の世界文学
 1,000円



 V 生誕250年 モーツアルト
2005年12月
H17
 戦後六〇年の文学 
 菊田義孝年譜
 1,000円
2004年10月
H16
 中野重治と堀辰雄そのU 
 芥川賞この十年
 1,000円
2003年10月
H15
 中野重治と堀辰雄そのT
 1,000円
2003年 7月
 H15
 菊田義孝「木山捷平」論
  在庫な
2002年10月
H14
 梶井基次郎 珠玉の文学世界
 1,000円
2001年10月
H13
 川端康成 乱反射の文学
 1,000円
2000年12月
H12
 アンケート《二十世紀の文学》−
 百年間の日本文学・世界文学
 1,000円
1999年11月
H11
 大岡昇平(五)
 1,000円
1998年 9月
H10
 大岡昇平(四)
 1,000円
1997年10月
H9
 大岡昇平(三)・「創作・書評」特集
 1,000円
1996年 8月
H8
 大岡昇平(二)
 1,000円
1995年 8月
H7

 1,000円
1994年 8月
H6
 大岡昇平(一)
 1,000円
1993年11月
H5

 1,000円
1992年11月
H4
 小特集 中上健次
    井口時男・菊田均・星野光徳
 1,000円
1991年11月
H3

在庫なし
1990年10月
H2

在庫なし
1989年 8月
元年
 小特集 村上春樹
在庫なし
1988年 7月
S63

在庫なし

  *「頒価」は、税込みです。

ご希望の方にお送りしますが、在庫が切れた場合はご容赦ください。

                              → gunnkei@w8.dion.ne.jp

 各同人への連絡先のメールアドレスは、23号の目次の執筆者名をクリックください。

メール票が出ます。





ページの先頭へ  トップへ





 「群系」既刊号〈特集〉以外の主要論文
 
 今回の27号の特集は、「戦争と文学−昭和文学の水脈」でし
たが、本誌は、前から、そうした戦争文学・社会文学・時代状況等をあつかってきているような気がします。
 先日も、第8号巻頭論文、星野光徳氏の「戦争は遠い【物語』
か−奥泉光・村上春樹・久間十義の作品から−」を読んでいて、
十年以上も前の文章なのに、示唆を与えられるところ大でした。

 ここで、せっかくですから、《特集》以外に、こうした「戦争」や「社会問題」に関係する論文・エッセイにはどういうものがあるのか、摘記して、表にしてみようと思います。


号数
 〈戦争・時代状況〉関係論文名・エッセイ名
 33号 心は魂に憧れる、魂は心を求める   勝原晴希
村上春樹(2)「1973年のピンボール」 星野光徳
フォークナーから村上春樹へ      竹内理矢
 32号 村上春樹 再読 連載 (1)「風の歌を聴け」  星野光徳 
 31号 島尾敏雄論《病院記》の一側面 ―〈私〉の変容のドラマとして 石井洋詩 
荷風の「震災」 補遺吉田精一の「偏奇館吟草」稿本解説    野寄勉
漱石先生と松山中学生との関係の虚実 -「坊ちゃん」もう一つの断面-相川良彦
小説『坊っちゃん』の成り立ちと赤シャツの虚実  相川良彦
原発の素顔 ―二十五年前にフクシマを見た― 内田誠 
白鳥・折口・犀星―「ごろつき」の文学  武藤武美
小林秀雄の片言隻句 -慧眼の日本のアポロン- 
大岡昇平と長谷川四郎 ―第二次世界大戦後作家の世代差―

特集V〈68年〜69年の学生たちの叛乱〉
批評について 語りえぬものについて―伊東祐吏「批評論事始」
(第52回「群像」新人賞)に触れてー  土屋 慶 
 伊藤桂一の平成期の戦記小説    野寄勉

 〈恋闕〉と〈諫死〉−三島由紀夫のすめろぎ  河野基樹
プロレタリア文学の再生―中野重治「素樸ということ」を読み換え
る―  武藤武美
変容する社会、転形する時代 ―梅崎春生と「昭和」戸塚麻子

アンケート〈私の好きな昭和文学作品 ベスト3〉 
武田泰淳・「審判」を原点にして    野口存彌

大岡昇平『レイテ戦記』ノート ―「遺骨」に導かれた想念― 関
塚誠
 〈戦後六〇年の文学〉の特集の諸論文
17号  復員兵伊藤桂一 ―既失のアルカディア―  野寄 勉
16号  伊藤桂一の「終戦処理」 ―人情の原質―  野寄 勉
増刊号  菊田義孝「木山捷平」論の諸論稿
15号  《窓》 犯罪文学はなぜない?       取井 一
14号  大岡昇平『野火』試論(一) ―幻想文学として読む 関塚 誠
13号 大岡昇平「将門記」の位置―〈大岡史観〉への試論 関塚 誠 
12号 大岡昇平(五) ・
悪の変容・考 ―犯罪から「時代」の匂いを探る―取井 一
11号 大岡昇平(四)・板柳訪問(永山則夫生家訪問) 井口時男 

『あ・じゃ・ぱん』と矢作俊彦  ―明るい全共闘思想の  復権あるいはパロディの方法―  星野光徳
10号 大岡昇平(三)・村上春樹の領域『風の歌を聴け』 勝原晴希
 9号 大岡昇平(二)・探偵小説としての『機械』 坂井 健
 8号 戦争は遠い《物語》か奥泉光・村上春樹・久間十義の作品から
−  星野光徳
 7号 大岡昇平(一)・〈近代〉という円環 ―村上春樹「国境の南 太陽の
西」を読む  勝原晴希
 6号  情動の共同性 ―ワロンそして中原中也―  勝原晴希
 5号  幻想と幻滅 ―『更級日記』あるいは谷崎潤一郎「金色の死」―
  勝原晴希
 4号  堀辰雄と江藤淳― 『昭和の文人』をめぐって― 永野悟
 3号  自閉する現在―村上春樹ともう一人の「僕」― 星野光徳
 2号  “昭和”の終焉とある文学者 ―江藤淳について― 永野 悟
創刊号  生きられてきた時空間 −私的昭和論−   永野 悟